外来のご案内
初めて受診される方へ
精神科・心療内科初診の方は予約が必要となるため、医事課または医療相談室に電話で事前にお問い合わせください。
- 初診時にケースワーカーが受診理由等についてのお話を伺い、診療に入らせていただきます。
- 当院では、患者様とのコミュニケーションを大切にしていますので、疑問や不安、ご要望がある場合は、遠慮なくお話し下さい。
- 受診中の医療機関から処方されているお薬や紹介状がある方は、お持ちください。
- 入院を希望される方も入院が必要がどうかは医師の判断になりますので予めご了承下さい。
診察対象となる症状
心の病には統合失調症、躁うつ病、神経症、てんかん、心身症、ストレス関連精神疾患、不眠症、認知症、脳の病気を原因にした器質性精神病、摂食障害などの多くの病気があります。
診察の流れ
- 受付に保険証を提示してください。紹介状や各種受給者証がある場合はそちらもお出しください。
- 受付より問診票をお渡しします。ご記入の上、受付にお出しください。
- 現在お困りのことやこれまでの経過等についてケースワーカーがお話を伺います。
- 診察(お呼びするまで待合室でお待ちください)。
- お薬は院外処方となっていますので、会計時に処方せんをお渡しします。
- 会計(お呼びするまで待合室でお待ちください)。
診察所要時間・費用
初診の場合診察の前にケースワーカーがお話を伺いますので、少々お時間がかかります。初回は11時までに受付されることをお願いいたします。費用につきましては加入保険・検査内容等により異なります。
診療時間・担当医表
2024年4月1日現在
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
精神科 | 小林 | 小熊 | 野澤 | 小林 | 小熊 |
野澤 | 渡邉 | 長谷川 | 長谷川 | 渡邉 | |
児玉 | 児玉 | ||||
内科 | 藤島 |
大越(※) 帯刀(※) |
藤島 | 帯刀 | 帯刀 |
もの忘れ外来(午後) | 野澤(※) |
※火曜・内科 : 第1・3・5週:大越医師 / 第2・4週:帯刀医師
※もの忘れ外来 : 毎週木曜日 13:00 ~ 16:00
もの忘れ外来は事前予約制となっております。
詳細は「認知症(もの忘れ)外来のご案内」をご参照ください。
診察受付時間
- 初診の方:8:50~11:00
- 再診の方:8:50~11:30
休診日
土曜、日曜、祝日、年末年始
ご予約について
診療をご希望の方は、電話などで前日までにご予約を入れてください。
(内科では予約は必要ありません)
ご不明な点がございましたら医事課受付までお問い合わせください。
守秘義務と個人情報について
当院は患者様の個人情報保護に全力で取り組んでいます。当院は、個人情報を下記の目的に利用し、その取り扱いには細心の注意を払っています。個人情報の取り扱いについてお気づきの点は、窓口までお気軽にお申し出ください。
当院における個人情報の利用目的
医療提供
- 当院での医療サービスの提供
- 他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者等との連携
- 他の医療機関等からの照会への回答
- 患者さまの診療のため、外部の医師等の意見・助言を求める場合
- 検体検査業務の委託その他の業務委託
- ご家族等への病状説明
- その他、患者さんへの医療提供に関する利用
診療費請求のための事務
- 当院での医療・介護・労災保険、公費負担医療に関する事務およびその委託
- 審査支払機関へのレセプトの提出
- 審査支払機関または保険者からの照会への回答
- 公費負担医療に関する行政機関等へのレセプトの提出、照会への回答
- その他、医療・介護・労災保険、および公費負担医療に関する診療費請求のための利用
当院の管理運営業務
- 会計・経理
- 医療事故等の報告
- 当該患者さまの医療サービスの向上
- 入退院等の病棟管理
- その他、当院の管理運営業務に関する利用
その他の利用目的
- 企業等から委託を受けて行う健康診断等における、企業等へのその結果の通知
- 医師賠償責任保険などに係る、医療に関する専門の団体、保険会社等への相談または届出等
- 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
- 当院内において行われる医療実習への協力
- 医療の質の向上を目的とした当院内での症例研究
- 外部監査機関への情報提供
- 当院で実施される研修医・学生等の研修、実習への協力や症例検討
後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用について
当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に採用し、一般名処方を行う場合はその趣旨を患者様に十分に行っています。
医薬品の供給状況によっては治療計画の見直しを行い、投与する薬剤を変更する可能性があります。その場合は、患者様に十分に説明を行います。
ご不明な点がございましたら、主治医または薬剤師にお尋ねください。
医療相談室のご紹介
当院には精神保健福祉士(ケースワーカー)がおり、患者様やご家族からの相談をお受けしております。さまざまな心配事や悩みごとについて共に考えお手伝いいたします。
ご相談内容
- 医療費に関すること:自立支援医療という制度があります。精神科外来(薬代含)の自己負担が1割となる制度です。
- 職場復帰支援に関すること:当院にはうつ病の方などを対象としたリワークプログラム(職場復帰支援)があります。
- 福祉制度に関すること:精神保健福祉手帳や障害年金等の紹介をしています。
この他にも、お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。個人情報は守られますのでご安心ください。ご相談は無料です。
お問い合わせ
松浜病院 医療相談室
- TEL:025-259-3241(代表)
- 相談時間:9:00~17:00(月~金)
※来院の場合は医事課受付へお申し出下さい。
リワークプログラムのご案内
当院では、復職支援プログラムとして、「リワークプログラム」を行っております。
- 休職しているが、復職に自信が持てない…
- 再就職したいが、迷っている…
- いざ職場に戻るとなると不安…
- 復職する前にコンディションを整えたい!
- 復職後の再発を予防したい! など
このように思っている方はいませんか。
当院のリワークプログラムはうつ病などで休職されている方を対象とした、復職と再休職予防のリハビリテーションプログラムです。復職をすることが最終目的ではなく、復職後に仕事や対人的ストレスを受けても再発しないための方法を身につけていきます。
リワークプログラムに参加できる方
当院外来あるいは、リワークプログラムのない医院・クリニックに通院中で、うつ病などの気分障害あるいは適応障害と診断されている方で、6カ月以内に復職や再就職を考えている方が対象となります。なお、当院以外に受診されている方も利用可能です(紹介状などが必要となります)。詳しくは主治医にご相談ください。
主なプログラム内容
下記のようなプログラムを組み合わせて行います。
リワークプログラム予定
利用までの流れ
①ご相談
利用希望の方は、まずは主治医とご相談ください。
※当院のリワークプログラムは他院受診中の方もご利用できます。
②ご連絡
旧デイケア棟にご連絡いただき、見学、面接の予約をしていただきます。
③ご本人との面接
面接時(基本的にご本人のみ)には、現在の状況、復帰のめどなどをお伺いします。
④ご利用の開始
必要書類をご用意いただき、利用開始となります。
詳しくは下記をご覧ください。
リワークプログラムご利用について
活動場所 | 松浜病院旧デイケア棟3階(プログラム内容によっては活動場所の変更もあります) |
---|---|
活動時間 |
毎週月~金曜日(土・日・祝日・年末年始はお休み) 1日利用 9:30~16:00 午前利用 9:30~12:30 午後利用 13:00~16:00 |
料金 | 外来診療と同様、各種健康保険が適用されます。また、自立支援医療を利用されますと、自己負担金は軽減されます。(プログラムに関して、個人負担金はありません) |
ご利用者様の声
お問い合わせ
松浜病院医療相談室
- TEL:025-258-8017(直通)
- 受付時間:9:00~17:00(月曜~金曜)
- 所在地:新潟県新潟市北区松浜町3396番地
外来作業療法のご案内
外来作業療法とは、自宅や他施設から通いながら利用いただける作業療法です。活動内容は院内の作業療法と同じで、創作活動・日常生活活動・レクリエーション・機能トレーニングなどを通じて心身のリハビリテーションを行います。
詳細は「外来作業療法について」でご紹介しています。
カウンセリングのご案内
臨床心理士によるカウンセリングを月曜日~金曜日の9:00~17:00まで行なっております。
患者さまの抱えている悩みや問題を解決に向けてサポートいたします。
ご希望の方は、精神科医の診察時にご相談ください。
訪問看護のご案内
当院の関連施設である精神科特化型の訪問看護ステーションでは、入院から退院後のケアを通して利用者の皆様の生活を支援いたします。
詳細は「訪問看護ステーションきらめき」でご紹介しています。
よくあるご質問
Q.カウンセリングを受けたいのですが、どうしたらいいのでしょうか?
A.カウンセリングを希望される方は、まず外来で医師の診察を受けていただき、医師と相談の上、カウンセリングを行うかどうか決まります。
Q.診察は予約制でしょうか?
A.精神科初診の方は事前予約が必要です。医事課または医療相談室にお問い合わせください。外来受付時間は月曜から金曜の午前8時50分~11時30分 です。
※初めて当院に来院される方の受付は午前11時までとなっております。
- TEL:025-259-3241(代表)
- 医事課または医療相談室
Q.いつまで薬を飲み続けなければならないのですか?
A.症状が良くなれば、様子を見ながら徐々に薬を減らしていくことも可能です。ご自分だけの判断で調節したり、やめたりせずに、医師の指示通りにきちんと服用し、きちんと服薬した上での自分の状態を正確に伝え、治療していきましょう。
Q.薬をのみ忘れた場合には、どうしたらよいでしょうか?
A.のみ忘れたことに気がついた時点で、1回分だけ服用してください。決して2回分まとめて服用してはいけません。しかし、次の服用時間が近い場合には、次回の服用を遅らせてください。
Q.夜間や休日に具合が悪くなった場合はどうしたら良いのでしょうか?
A.かかりつけ病院がある場合はまずかかりつけ病院を受診して下さい。万一かかりつけ病院で対応できない場合に限り、精神科救急当番病院を利用することができます。
当番病院の案内テレホンサービス
- 休日昼間 TEL:025-227-5399
- 夜間(午後5時以降) TEL:025-280-0111
Q.SSTとは何のことですか、松浜病院にはありますか?
A.SSTとはソーシャル・スキルス・トレーニング(社会生活技能訓練)を意味します。
ソーシャルスキル(社会生活技能)とは自分の気持ちや考えをうまく人に伝える能力のことです。もう少し詳しく言えば、生活技能は下記の三つに分けられます。
- 場面や相手の言葉を正確に理解する「受信技能」
- 受け止めた情報を自分の中で処理して問題を解決するための選択肢を考え、解決策を考える「処理技能」
- 相手に、いつ、どのような言葉で、どう伝えるかという「送信技能」
コミュニケーションがうまく行なわれるためには、これらの三つの技能を上手に使えることが必要になります。
SSTでは、うまく行動できたりできなかったりする原因を追究するのでなく、人づき合いやコミュニケーションを技能(スキル)としてとらえ、今ある技能を生かし、不足な技能を伸ばすための技能練習を行ないます。
SSTはもともとは、精神障害を持つ人に限らず、対人関係が苦手で引きこもりがちな人など、対人関係やコミュニケーションを良くしたいと希望する幅広い人に用いられてきました。わが国ではデイケアや入院施設で、慢性の精神障害を持つ人々を対象に普及してきましたが、最近では地域の作業所や生活支援センターなどの社会復帰施設で用いられることが増えました。
松浜病院では、作業療法士・看護師・精神保健福祉士等の多職種で、外来および入院患者様対象でおこなっています。
Q.受診や入院した場合は秘密は守られますか?
A.職員は、在職中はもとより退職後も仕事で知りえた情報は決して外部に漏らさないという規則を遵守します。
Q.うつ病とはどんな病気ですか?
A.うつ病については下記をご覧ください。
うつ病とは?
うつ病とは、憂うつな気分や意欲のでない状態が、長い期間回復せず、生活に支障をきたす病気です。
どんな症状ですか?
大きく分けると、気分の障害と、身体症状に分けられます。
Ⅰ.気分の障害 ゆううつだ/集中できない/やる気がでない/何にも興味がなくなった/何でも自分が悪いと思ってしまう
Ⅱ.身体症状 不眠/食欲不振/だるい/頭が痛い/頭が重い/便秘
原因は何ですか?
今のところ脳の中のアミンという神経伝達する物質が、うまく働かなくて起こると考えられています。
治療法は?
うつ病の治療の基本は休養と薬物療法です。うつ病とは、いわばこころ(脳)のエネルギーが低下した状態なので、休養することでエネルギーを充電し、薬物療法を行えば、回復する病気です。薬物療法には以下のものがあります。
- (ア)三環系抗うつ薬(アナフラニール、トリプタノール、トラフニールなど)
- (イ)四環系抗うつ薬(ルジオミール、テトラミドなど)
- (ウ)SSRI(選択的セロトニン再取りこみ阻害剤)/ルボックス、パキシル
- (エ)SNRI(セロトニン、ノルアドレナリン再取りこみ阻害剤)/トレドミン (オ)その他(ドグマチールなど)
※(ア)は効果も強いですが副作用も強く、最近では(ウ)(エ)の薬物を使うことが多くなってきています。
最後に
うつ病は早めに治療すれば、治りやすい病気です。専門のお医者さんに気軽に相談して下さい。
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